ブランド名は「ぽちゃかわハギ」です。魚の陸上養殖に取り組むJR西日本グループは16日、島根県出雲市で養殖「本カワハギ」の初出荷を行ないました。実はこのカワハギ、市内で廃校となった中学校で育てられたんです。
木谷茂樹 記者
「鮮度抜群の刺身にすし。豪華な料理が並んでいますが使われている食材は、「ぽちゃかわいい」が肝のお魚なんです」
食材に使われたのは、チューっと突き出した口に…ぽちゃっとした姿がかわいらしい「本カワハギ」。
出雲市で廃校となった中学校の施設を活用して、去年1月から陸上養殖で育てられた魚です。

手がけるのはJR西日本グループ。地域活性化やSDGsの推進などを目的に、鉄道沿線の地元企業と連携し、陸上養殖に取り組んできました。
鳥取県ではこれまで「お嬢サバ」や「白雪ひらめ」などを育ててきましたが、島根県では初めてです。
気になる「本カワハギ」のネーミングは…
「肝を安心して生で食べられる。肝が肝。ぽちゃかわハギという名前をつけました」
肝がたっぷり可愛さいっぱい「ぽちゃかわハギ」。濃厚な肝を生で楽しめるブランド魚です。

きょうは初出荷を記念して、関係者を招いての試食会が行われました。
試食した人は
「肝がすごく甘みも濃くておいしいです」
「身のタンパクさにアクセントがつく、肝が肝です!」
JR西日本山陰支社 佐伯祥一 支社長
「雇用面や経済面で活性化のお役に立てればと思っております。そこが肝でございます」
「ぽちゃかわハギ」は関東や関西、地元の飲食店を中心に流通する予定だということです。