島根県松江市島根町で4月末、地元の海で養殖されたイワガキの直売店がオープンしました。
生産者は、元々は泳げなかったというIターン漁師の男性。
男性はなぜ漁師になったのか。そして移住の決め手とは?


日本海のミネラル豊富な環境で育った、鮮度抜群の大ぶりイワガキ。

永幸丸 永見輝晃さん
「良く海のミルクと言われているが自分はフレッシュミルクみたいな感じで。」

生産者の永見輝晃さん(34)。松江市島根町野井で、定置網や素潜り漁をする傍ら、イワガキ養殖に取り組んでいます。

永幸丸 永見輝晃さん
「(コロナ禍で)テレワークになり家の中にいる。自然の多い環境で、親に育ててもらったように子どもたちを育てたいなと思っていた。」
記者
「漁師の経験は?」
永幸丸 永見輝晃さん
「全くないです。泳ぎもカナヅチだし、船も酔うし、全然海と縁がないというか。」

実は永見さん、コロナ禍の2020年に、家族と神奈川県からIターン移住。
それまではカナヅチで、船酔いするほど海とは無縁だったといいます。

永幸丸 永見輝晃さん
「ここの海じゃなきゃ漁師やらないと思っているが、きれいなんですよ海が。野井の人たちが良い人たちばかり。コロナ禍でこっちに来たが、誰も嫌な顔せず温かく受け入れてくださって。」

移住の決め手は、「野井の海」と「地元住民の温かさ」でした。

永見さんは、高齢化でなり手のなかったイワガキ養殖を引き継ぎ、4月29日、港そばに直売店「永幸丸」をオープンしました。

客とのやり取り
「貝柱を切るようにギュッと。」

イワガキの販売価格は、大きさによって400円から1,000円前後。
この日も多くの人が買い求めていました。


「3人家族。焼いたり、生で。」
「若いのにたいしたもんだよね。」

永幸丸 永見輝晃さん
「産業体験で偶然ここに来た。そこで色んな人に触れ合って恩人たちに会えたので、この人たちに絶対恩返しすると思って決めた。」

直売店は基本、毎週日曜日の午前10時~午後3時の営業です。