島根県の人気観光スポット「出雲大社」近くの「稲佐の浜」に今、ある異変が起きています。
訪れた観光客からは「がっかり」という声も…。
八百万の神々をお迎えする神迎え神事の舞台で、一体何が起きているのでしょうか?
 
数々の神話の舞台にもなっている、島根県出雲市の稲佐の浜。
「日が沈む聖地出雲」のシンボルとして、地元の人をはじめ、観光客にも親しまれている人気スポットです。

そこに今…

秦まりなキャスター
「美しい景観が自慢の稲佐の浜なんですが、こちらご覧ください。階段状にきれいに護岸が整備されています。そして奥には波消しブロックがずらり。なんだか随分印象が変わりましたね」

観光客は
「想像と違いました。工事しているの知らなくて。がっかりですね。これ何?みたいな」
「地元の人じゃないから、これが通常なのかなと思いました」

浜では工事の真っ最中。
さらに、大量の波消しブロックも置いてあります。
神話の舞台、稲佐の浜で何が起きているのでしょうか?

島根県東部農林水産振興センター 水産部漁港課  石倉鉄男 課長
「浸食と高潮防止対策と、あと飛砂防止ですね。砂がすごく背後の住宅に飛んできますので、そこが地元の方の一番の悩みになっておりますので、そこを何とかしたいと事業を進めております」

実は、海岸沿いの民家は、長年、浜から飛んでくる砂の被害に悩まされてきました。
そこで、県は地域住民とも検討を重ね、2014年から海岸の整備事業に着手したのです。

階段式の護岸の整備は、3月に終了したばかり。
今後、飛砂防止のためのクロマツの植樹、ビュースポットとなる東屋やベンチの設置工事などが行われ、現在25台しかない駐車場も85台に拡大される予定です。

大量の波消しブロックは、このまま置かれるのでしょうか。

島根県東部農林水産振興センター 水産部漁港課  石倉鉄男 課長
「あくまでも仮置きという形にしております。秋ぐらいには半分近くまで減って、もう少し観光客の方も入りやすくなるのではないかと思います」

工事が終われば全て撤去するということです。

島根県東部農林水産振興センター 水産部漁港課  石倉鉄男 課長
「地元の方の思いである飛砂防止、砂をとにかく何とかしたいという思いで、地元と一致団結して頑張っておりますので、どうか観光客の方もふまえてご協力をお願いしたいと思っております」