島根県松江市にある島根原子力発電所に設置されていた検査装置に不具合があったと、中国電力が7日、明らかにしました。
不具合があったのは、発生した低レベル廃棄物を日本原燃の埋設施設に運ぶ際に、基準を満たしているか確認する低レベル放射性廃棄物搬出検査装置です。
プログラムの誤りで放射能濃度が低く評価される可能性があると、1月、メーカーから連絡がありました。
装置が使われたのは均質固化体と呼ばれる物で、1993年度から1999年度まで合計1万360本搬出されました。
そのうち検査結果が正しくない可能性がある570本を調べた結果、基準を満たしていると確認したということです。
中国電力では今後メーカーと共に原因を調査し、再発防止に努めるとしています。