資材不足に加えての資材高騰。その影響は大雪で被害を受けたこちらでも広がっています。
「メロンハウスなのでいまは何も埋まってないですけど」
(記者)「凄いへこみですね」
記者 木谷茂樹
「あちら奥に見えるのはビニールハウスの原型なんですが手前のハウス雪の重みで完全にへこんでしまっています。ハンモック状態といった印象。」
夏に向けて作付けするメロンのビニールハウスが雪の重みでハンモックのようにへこんでしまっています。安来市によるとハウスの被害は現在、把握しているだけで50棟余りにのぼるということです。
えんどう農園 遠藤志伸さん
「全く油断していた。このハウスは被害は起きないというような…今シーズンは難しい。絶望的な状況。」
安来市でイチゴとメロンを栽培する遠藤さん。イチゴのハウスに被害はありませんしたが今回の大雪で10年前に建てたメロンのハウスが全壊してしまいました。再建が難しいと話す理由は資材の高騰です。
えんどう農園 遠藤志伸さん
「肌感覚では(10年前の)2倍近くの価格になっていると思っている。(収穫までの期間で)再建をするのは難しい。」
ハウスに使う鉄パイプなどの資材高騰で再建には購入時の2倍となる100万円程度がかかるのではないかと話します。
えんどう農園 遠藤志伸さん
「公的な部分でご支援いただければ、非常に助かるが再建に向けて前向きな気持ちになる。」