1月場所で引退した大相撲の元関脇・隠岐の海が、2月1日、島根県庁を訪れました。

イケメン力士としても人気を博した隠岐の海。報道陣の前で、地元への感謝と今の思いを語りました。

島根県庁に丸山知事を訪ねたのは、隠岐の島町出身で元関脇の、隠岐の海、37歳です。

丸山知事
「おめでとうございます」

1月、現役引退を発表した隠岐の海。島根県出身の力士としては、88年ぶりに入幕、121年ぶりの関脇昇進を果たすなど、その功績を称え、功労者表彰が行われました。

丸山知事「引退されてちょっとホットされるところは?」
隠岐の海「そうですね、気が抜けすぎて身体動かさないんでちょっと腰痛が出ちゃって。まあでもこれからですねもうちょっと落として絞って、いつまでも太ってたら何やってんだって言われちゃうんで」

18年の土俵生活を終え、報道陣の前で語ったのは地元への感謝の思いです。

隠岐の海
「本当に本当に感謝です。いいときばかりじゃなくて自分がダメな時にみんなに支えていただいたので、本当にありがとうございましたという気持ち」

一方で、ある本音をふとこぼす場面も。

隠岐の海
「あした、まわしをつけなくていい、稽古場降りなくていいって考えるだけでもう…楽しいです。」

今後は、年寄「君ヶ濱」親方として後進の育成にあたります。

隠岐の海
「強くても弱くてもみんなに応援してもらえる力士ができればいいと思います。島根の方から、隠岐の島の方から新しい力士が誕生すればさらにいいかなと思っています。」