鳥取県米子市にあるJ3・ガイナーレ鳥取のホームスタジアムでは、先週からの大雪で一面40センチを超える積雪となり、シーズン開幕前に練習ができない状態が続いていました。このピンチにサポーターたちが立ち上がりました


土江諒 記者

「一面真っ白なこちらの場所、実はガイナーレのスタジアムなんです」

階段に積もった雪の深さは、記者の太ももが埋まるほどです。これではまともに練習ができません。


そんなピンチに立ちあがったのが、サポーターらおよそ70人。29日午前9時、雪かき大作戦がスタートしました。


サポーター

「我々の力でガイナーレと社長を後押しして、J2昇格しようということですよ」

「服はもう雑巾しぼりできますね。良い運動です」

雪をかいて、かいて、ひたすらかきまくります。ちびっこサポーターは時々そりを楽しみながら…雪かきに奮闘です。


ちびっこサポーター

「いっぱいゴール入れられるように頑張ってほしい。いっぱいゴール入れて欲しい」

重機を入れるとピッチの芝が痛んでしまうこともあるほか、資金面の問題もあり、除雪はボランティアが頼みの綱となります。


SC鳥取 塚野真樹 社長

「呼びかけした時に、たくさんボランティアさんが来て下さるってのは本当にないことだと思ってますし、当たり前だとは思ってないですが、本当にありがたいです」


ガイナーレ鳥取 増谷幸祐 選手

「もう本当にありがたいですよ、こんなにやってもらえると思っていなかったので。自分たちは早くJ2昇格する為に頑張ります、以上です。もう雪かきに戻るんで!」


そして、雪かきに勤しむこと3時間…。何とかコートの4分の1の除雪が完了し、これでボールを使った練習ができる環境が無事整いました。

ガイナーレ鳥取 金鍾成 監督

「目標は優勝です。楽しみとか興奮とかでお返しできるように、それだけだと思うので」

"雪辱"を果たし、J2昇格を実現できるか。今シーズンのガイナーレは、3月4日に初戦を迎えます。