運動不足解消のエクササイズを作るため、島根県松江市が目をつけたのは…、松江市の歌と体操のひろみちお兄さんです。
そのエクササイズがついに完成しました。
14日、松江市総合体育館では…。
記者 木谷茂樹
「こちら体育館のリハーサル室なんですが、あちら撮影を行っているのは、あれっ、もしかして体操のおにいさんじゃないですか」
軽快な曲に合わせて軽やかなエクササイズを披露するのは、人気教育番組で12年間、10代目体操のお兄さんとして活躍したタレントの佐藤弘道さんです。
実は、ひろみちお兄さん、この度ある曲を使ったエクササイズを監修したというのです。
オファーしたのは松江市です。
松江市 上定昭仁市長
「去年、アンケートをとったら、松江市民のうち4割しか日常的に運動スポーツを親しんでいないということが分かりまして、これはいかんなと」
市民の運動の機会が少ない中、市が思いついたのは、オリジナルのエクササイズを作ること。そして、曲として選んだのが…「松江市の歌」です。
「松江市の歌」は、2011年に市民の一体感や郷土愛を醸成することを目的として制定されました。
しかしエクササイズにするのには困ったことが…。
佐藤弘道さん
「歌自体がほんわかした流れだったので、これ体操にはならないなと。この歌をアレンジして良いかというところから始まりました」
エクササイズには不向きなスローテンポだったため、お兄さん流にアレンジ。
さらに、振り付けでは、子どもたちの体力不足を補う要素を取り入れたといいます。
佐藤弘道さん
「松江市の子どもたちの体力測定のデータを基に、投げる動きは絶対に入れよう。持久力なので足を多く動かすものが良いなと思った」
「松江市の歌でエクササイズ」は、今年度内に、市の動画チャンネルで配信される予定です。
佐藤弘道さん
「親しみやすく扱いやすい体操を目指したので覚えやすい。音楽が鳴ったら自然と体が動くラジオ体操みたいに身近な体操にしてほしい」
上定昭仁市長と佐藤弘道さん
「松江市の歌で!エクササイズ!」