トラックドライバーが不足し物流の停滞が懸念される中、鉄道輸送に対する理解促進を図ろうと、このほど鳥取県米子市でセミナーが開かれました。
鉄道貨物の拠点がある米子市のJR伯耆大山駅などで開かれたのは、その名も「モーダルシフトセミナー」(主催:鳥取県・島根県・JR貨物)です。
「モーダルシフト」とはトラックなど自動車のみの貨物輸送から鉄道や船なども組み合わせた貨物輸送にシフトすること。
例えば貨物列車の場合、二酸化炭素の排出量を11分の1に抑えられるほか、1編成に対し1人の乗務員でトラック65台分に匹敵する輸送量の確保が可能です。
しかし、鉄道輸送の割合は現状、全国で1割にも満たない状況で、こうしたセミナーを通じて荷主企業にも「モーダルシフト」に対する理解を深め活用してもらいたいと今回開催されました。
鳥取県商工労働部 佐々木徹 経済産業振興監「地域をこれからも安定して経営していくため、維持していくためには山陰両県が手を組んで、地域の物流のルートを最後まで大事にしていく。それからビジネスとして成り立つような展開をぜひしていきたい」
山陰両県では、補助金なども活用し「モーダルシフト」に積極的に取り組んでほしいと呼びかけています。















