パンと牛乳全部地面にぶちまけられて踏まれたそうです。

マサフミこう言ってた、「先生、俺強かったぜ、泣かなかった」

歯を食いしばって耐えるんです。
そいつらがいなくなってから、踏まれたパンと残った牛乳を袋に詰めて家に持って帰るんです。

汚れたパンだって、汚れた牛乳だって、飲まなきゃ食わなきゃ生きていけないんです。

でも家帰って、どう考えたって大事な大事な母ちゃんにそんなもんそのままなんか食べさせられない。

頭を使うんです。