東北では毎日のように人がクマに襲われる被害が出ている中、本当に山陰ではクマ出没が少なくなっているのでしょうか…

クマは例年、10月から11月にかけて冬眠の前に栄養を蓄えようとエサを探して動きが活発になりますが、鳥取県のツキノワグマの出没件数は去年、10月は77件だったのに対し今年はわずか11件。
全国でこれほどクマ被害が話題になる中、鳥取県のクマ出没は去年に比べ85%も減っているのです。

こうした状況は島根県側も似ていて、9月のクマ出没件数は去年の3割程にとどまりました。

なぜ山陰では今年、クマの出没が極端に減っているのでしょうか。

クマは集落の柿の木などにエサを求めて人里に現れることがあり、ドングリが凶作の年ほど、目撃件数が多くなる傾向です。しかし…