9月26日、鳥取県米子市の米子水鳥公園で北極海沿岸からヒシクイが初飛来したのが確認されました。

ヒシクイやマガンの初飛来は「初雁」と呼ばれ、秋の深まりを告げる季語となっています。

八原真由 記者
「先日、ここ米子水鳥公園に7羽ヒシクイが初飛来したということです。

ヒシクイは秋から冬にかけ、ロシアやアラスカからやってくるカモ科の鳥で、黒いクチバシの先にオレンジの帯があるのが特徴です。

9月26日の夕方、米子水鳥公園で野鳥の観察をしていた一般の人がヒシクイの家族7羽が降り立ったのを見つけたということです。

米子水鳥公園 神谷要 館長
「ちょっと今年は、去年も早かったんですけど、少し早かったなという感想。」

ヒシクイやマガンの初飛来は秋の深まりを告げる「初雁」と呼ばれますが、9月26日に「初雁」が観察されたのは、開園以来、最も早い記録ということです。

米子水鳥公園 神谷要 館長
「今年とても暑かったので繁殖地がすごく早く暖かくなって、繁殖が非常に早く進んだのかなと思っている。」

米子水鳥公園には、例年これからの時期、コハクチョウやマガンなどもやってきて、11月頃には多くの冬鳥を数多く観察できるようになりそうです。