雨が降りません。その影響がきょう初出荷を迎えた山陰の夏の味覚にも影響を及ぼしています。1日、初出荷を迎えたこちらでも。
出雲市の特産・出西しょうがです。
露地ものよりおよそ1か月ほど早く、ハウス栽培のショウガが初出荷を迎えました。
出西しょうが生産協議会 田口裕一郎 副会長
「玉太りもいいし、試しに食べてみたら、非常に良いシャキシャキ感と豊潤な香りがしたので、十分おいしくいただけるのではないか」
しかし、今年は10年に1度と言われる猛暑。露地ものは生育が進まず葉が枯れてしまったものも…。
出西しょうが生産協議会 田口裕一郎 副会長
「本当であれば、梅雨の1か月くらいの雨で生育がぐんと進んで、この暑さに耐えれるような体ができて夏を迎えるが、梅雨の期間の生育がなかった上に終わった瞬間、これだけの酷暑になってしまったので、ショウガに限らず、野菜全般が非常に厳しい夏を迎えている」
去年、出西しょうがは、生産の質と量を高めるため、7軒の農家で協議会を発足。そのうち1軒がハウス栽培にも取り組み、立派なショウガの収穫を迎えることができました。
出西しょうが生産協議会 田口裕一郎 副会長
「できるだけたくさんの方に召し上がていただけるように、生産者一同頑張りたいとい思うので、全国にファンが多くなるように頑張っていきたいと思う」