SNSで知り合った相手に言われるがままに暗号資産を送金し、松江市内の50代女性が約1,035万円をだまし取られるSNS型投資詐欺被害にあっていたことがわかりました。
警察によると、女性は今年2月上旬、SNSで有名芸能人が投資について対談している広告を見つけ興味を持ったといいます。
広告にアクセスして個人情報を入力すると、「イズミハーパー」という片言の日本語を話す女から連絡があり、その後、片言の日本語を話す「キラモーガン」という投資サポート担当者を名乗る女とやり取りを始めました。
女性は指示に従って暗号資産の口座を開設し、指定されたアドレスに送金。当初は少額の利益を受け取ることもできたため信用していましたが、出金しようとすると「税金が必要」「手数料が必要」などと次々に要求され、結局2月から6月までの間に13回にわたって送金を続け、約1035万円相当の暗号資産を送金しだましとられたということです。
警察は、SNSで知り合っただけの人を簡単に信用せず、「必ず儲かる」などと儲け話を勧めてくる場合は詐欺を疑うよう呼びかけています。また、高額な支払いを求められたり、お金が引き出しに応じてもらえない場合は、すぐに警察に相談するよう注意を呼びかけています。