山陰両県(島根県・鳥取県)で12日、島根原子力発電所(島根県松江市)で重大な事故が発生したことを想定した原子力防災訓練があり、島根県側では初めて自家用車を使った避難訓練が行われました。
島根県雲南市の道の駅では、島根原発から30キロ圏内にある松江市大野地区から住民が自家用車やバスを使って避難してくる想定で訓練が行われました。
そして避難してきた車や衣服に放射性物質が付着していないかを調べたり、放射性物質を除染する作業などが行われたのち、避難者らは避難先の島根県飯南町へと向かいました。
原子力防災訓練を巡っては事故への対応の実効性が焦点となっていて、松江市の上定昭仁市長は、訓練で出た課題があれば改善策を考えるきっかけにしたいとしています。