本格的な夏山シーズンを前に鳥取県の国立公園大山で、21日、関係者が登山道の整備を行いました。
国立公園大山では6月8日が夏山開きで、これから多くの登山者を迎えます。
21日は、本格的な夏山シーズンを前に鳥取県山岳・スポーツクライミング協会や警察などの関係者34人が、夏山登山道とユートピアコースの2つのコースの点検や整備を行いました。
参加者らは登山道を登りながら、雨水などによる土砂の流出や、斜面の崩壊を防ぐための設備=「水叩き工」に溜まった土や落ち葉を取り除いたり、登山者が登りやすいよう地面が削れて段差が大きくなった部分に石を入れた袋を設置したりしました。
多くの登山者に愛される大山ですが、去年、夏山登山道とユートピアコースで遭難した人は18人に上り、そのうち、半数の9人が脱水症や熱中症が原因となっているということです。
登山客
「最低限の装備はしないといけないと思うし自分の体力や技術にあったレベルでどの山も楽しまないといけないと思う」
大山遭難救助隊大山ガイド協会 吉野功さん
「暑さ対策や、天候が変わりやすい時期もあるので天候に十分注意して時間をたっぷり使ってゆっくりと自然の中の登山を楽しんでいただければと思います」















