後藤工業 大木慎一郎社長
「鉄道車両、どうしてもオーダーメイドで造っている所が、それぞれの事業者さんで求められる仕様が別々なもんですから。
そういった所を例えば共通化することによって、少しでも質が良くてお安いものが提供出来るかなという所で、私どもとしても仕事のチャンスがあるのではないかなというようには考えております。」

実際、大手私鉄の中古車を購入するのが長らく一般的だった地方私鉄の中でも、オリジナル車両を新製する会社が出て来ています。
地方私鉄に適するやや小ぶりの車両が大手の中古車では限られる上に、各社の取り合いで数が足りないという全国的な事情もあって、事実、一畑電車1000系として購入した元東急電鉄の3編成は、中間車に新たに運転台を付けたため改造費用が高くなってしまいました。

こうした状況の中、単行電車を造れる新たな車両メーカーということは、大きなチャンスかもしれません。