この日、田中さんは、車である場所へ向かいました。

鳥取城北高校 田中将省 教諭
「中学3年生対象の高校説明会があって、そこで15分間のプレゼンテーションをやります。」
「(Q.緊張していますか?)めっちゃ緊張しています。」
向かったのは、市内の中学校。
毎年6月から10月は、各中学校で3年生を対象に高校説明会が行われています。
鳥取城北高校では、田中さんが8年前から担当に抜擢されています。

およそ130人の生徒と保護者らに、鳥取城北高校の魅力を動画も交え、15分間で伝えました。
鳥取城北高校 伊藤真介 教頭
「どう伝えればいいかとか、どうすれば分かってもらえるのかをものすごく勉強されていて、人の前でしゃべるということがものすごく大変だということを全く感じさせない。そういった面でもすごく頑張ってやってくださっている。」
田中さんの思いは、中学生にもしっかりと届いたようです。

高校説明会に参加した中学3年生
「(Q.気になった発表はあった?)城北高校が気になりました。すごくレイアウトも分かりやすかったんですけど、話し方が強調や抑揚があって、すごく自分も聞き入っているような感じで分かりやすかったです。」
高校説明会に参加した中学3年生
「先生が、自分たちの学校をどんなものなのかというのがすごく伝わってきたし、城北の先生なんかは興味深くなるような感じでとても聞きやすかったです。」
田中さんは、自分と同じように吃音に悩む人も好きなことに挑戦してほしいと話します。
鳥取城北高校 田中将省 教諭
「吃音があっても良いんだ、吃音がある自分を受け入れるっていうことが大事だと思っていまして、同じように吃音がある人たちもチャレンジしていってほしいなと思います。」