鳥取刑務所の1人用の部屋で、天井に付けられた監視カメラや食事を出し入れする小窓を繰り返し壊したとして、収監中の50代の男性受刑者が11日、建造物損壊の疑いで鳥取地方検察庁に事件送致されました。
鳥取刑務所によりますと、男性受刑者は2022年3月、便器の上に立って、天井の監視カメラが取り付けられた板に小机の角を何度もたたきつけ、板がカメラごと床に落ちると、小机をカメラに叩きつけたり、ケーブルを引きちぎったりして壊した疑いです。
これ以降も、4月には、食事を出し入れする小窓のアクリル板を右手で殴りつけて壊したほか、5月には物を投げつけて監視カメラを再び壊し、7月には食事を出し入れする小窓のアクリル板を蹴って再び壊した疑いです。
被害金額は4件あわせて61万円あまりにのぼります。
受刑者の場合も、事件送致されると、検察が起訴するかどうか判断することになります。