寒さを感じるようになると、食べたくなるのが「鍋」ですが、その鍋商戦に異変です。
ハクサイやダイコンの価格が例年の2倍となるなど高騰しています。
なぜなのでしょうか。

待ちに待った鍋シーズンが到来。しかし今、鍋商戦に異変が起きていると言います。
鳥取県米子市内のスーパーを訪ねると…
小崎純佳キャスター
「スーパーには、おでん汁の素や鍋つゆがたくさん並んでいます」

マルイ車尾店 青果担当 渡部大輔さん
「冬物の商品がどんどん動くようになってきて、こういう鍋商材なども結構動いてくれることを期待しています」
今後の売れ行きに期待する一方、ある懸念も…
マルイ車尾店 青果担当 渡部大輔さん
「ダイコンやハクサイ、ホウレンソウといった野菜が、例年よりだいぶ金額上がってきて、価格が安定しないような状況があるというのが懸念材料ではあります」
鍋には欠かせない野菜の値段が、かなり高くなっているのです。

こちらのスーパーではこの日、ハクサイが4分の1カットで171円、2分の1カットで331円。
そして、おでんにも欠かせないダイコンは、2分の1カットが171円で売られていました。

マルイ車尾店 青果担当 渡部大輔さん
「価格は安い時から比べると、1.5倍以上、ひどいときでは2倍くらいになってしまうこともあります」
これには、買い物客も…
客は
「本当に葉物が高い。鍋のシーズンは心配ですよね」
なぜこんなに高いのでしょうか。
鳥取県大山町でハクサイやダイコン・キャベツなどを育てる農家を訪ねました。
グリーンファーム清水 清水秀弘さん
「いま、県外の産地から入っていると思いますが、夏に大雨が降ったみたいで、その影響でダイコンとかニンジンとか値段が上がっていたので、その影響があると思います」

清水さんによると、ダイコンの主力となる北日本の産地が夏、異例の天候不順に見舞われ不作とのこと。
それにつられる形で、ハクサイも高値になっているのではということです。