実在する青少年の顔からAIなどで生成した児童ポルノやオンラインカジノ、闇バイト募集も規制の対象に含める鳥取県の青少年健全育成条例の改正案が、来月の県議会に提案されることになりました。
鳥取県 平井伸治 知事
「闇バイトに巻き込まれない、生成AIを使って児童ポルノと全く変わらないものが出回る。そういうものをなんとか防止できないか」
改正案では実在する青少年の顔から生成した性的画像が児童ポルノに、オンラインカジノが賭博にそれぞれ該当すると定義を明確化したうえで、児童ポルノの作成・提供の禁止、青少年にオンラインカジノを利用する機会を与える行為の禁止を盛り込んでいます。
更に闇バイトを念頭に窃盗や強盗などの犯罪を行う機会をインターネットにより与える行為も禁止としました。
インターネット上で青少年を巻き込むこうした行為の規制については、県の電子アンケートでも賛成が9割以上に達し、条例改正案ではSNSの適切な利用方法を青少年に習得させることも保護者や学校の努力義務として盛り込みました。
改正案は来月20日に始まる県議会に提案されます。