匠の技を間近で体感です。
3月3日のひな祭りを前に、鳥取県鳥取市の人形店で、職人によるひな人形づくりの実演が行われました。
ひな人形作りの実演をしたのは平安寿峰さん。
有職故実に基づいて宮廷文化を写実的に人形に再現する「有職京人形司」で、初代・寿峰がひな人形を作り始め半世紀以上、現在、2代目です。
この実演会は職人の技を間近で見てもらおうと、「人形のはなふさ」が毎年開いていて、平安さんは、男びなと女びなの着せつけと仕上げ作業を行い、布をピンで打ち付けたり、ヘラやアイロンを使い形を整えたりしていきました。
来店者は滅多に見られない匠の技に見入っていました。
見学した人は
「いろんな工程があって、1つ1つ丁寧にやっておられるんだなと思いました」
「びっくりした。色んな道具使ってるところ」
有職京人形司 平安寿峰さん
「出来上がったものばかりを見ていただいてお選びいただく中で、ひな人形の本質、中身のすごさまでぜひ分かっていただけたらと思います」
この実演会は2月1日(土)出雲店、2月2日(日)松江店でも開催されます。