ごろねこ民芸庵 師岡正樹さん
「鳥取の作品の場合は、なんていうんでしょう、美術的な価値、美術工芸品的な価値っていうよりは、どちらかというと普段の暮らしの道具としての価値っていうところに重きを置いている。なので、使いやすい、そして、おうちの中でしっくり馴染む感覚がある。そういうところが重視される作品ばかりじゃないかなと思います」

鑑賞用としてではなく、使ってなんぼの鳥取の民芸品の在り方。
そこに惚れ込んだ師岡さんは、15年間つとめた美術館をやめ、2020年に鳥取県にIターン。新天地で新たな生活をスタートさせました。

ごろねこ民芸庵 師岡正樹さん
「私が1番楽しんでいるっていうところはあります。仕事を通してこれだけたくさんの作家さんや作品と触れることができて。自分が好きだから続けられているし、鳥取に来てこういう仕事をしているっていう1番の原動力は、やっぱりそこかなと思います」

地元の人にこそ、もっとその良さをしってほしい…
鳥取の民芸の魅力をより多くの人に発信するべく、師岡さんの挑戦は続きます。