山本博樹さん
「計量して、混ぜ合わせて、いかに均一に混ぜ合わせるかって。
混ぜ合わせたものを焼いたり、煮たり、蒸したりして、ゴムの部品を作る実験とかをしていました」

なんと、夫・博樹さんの前職は、大手部品メーカーの研究職!
理系一筋だったという博樹さん、店でもエプロンではなく「白衣」を身にまとい、お客さんからは「ドクター」のあだ名で親しまれています。
山本博樹さん
「出来上がったものを評価してみて、良かったらそれで良いし、足りないものは改良する。
料理も同じようなもので、いろいろと味を見るわけですけど、ここが足りないあそこが足りない、足りないとこはもっと伸ばしていくっていう。」
元々食べることやお酒が大好きな博樹さんは、様々な場所に足を運んではメモをとる、研究熱心な性格。
それが高じて、なんと、田んぼと酒蔵を舞台にしたミステリー小説「山田錦の身代金」(山本薫名義)も出版したといいます。

化学系エンジニア、小説家の先生から飲食店オーナーへ…まさに異色の転身です。