私たちの生活に欠かせない水。その水をめぐって、不安が広がっています。
その原因となっているのは、人体への有害な可能性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」。
調べてみると、山陰両県でも微量ながら検出されていたことが分かりました。

記者 澤田祥太
「米子市の水道局に来ています。こちらでも目標値を下回るものの、今年度もPFASが検出されています」

「PFAS」とは、「有機フッ素化合物」の総称です。
「フォーエバーケミカル=永遠の化学物質」と呼ばれ、ほとんど分解されることなく体内や自然界に蓄積され、国際条例によって使用が禁止されています。

米子市上下水道局 経営企画課 濱田倫之 担当課長補佐
「この検査は必ずしなければならないというものではありませんが、私共としては令和2年から継続してまして、目標値は下回っていますが検出されているところもあります。」

国が定める目標値は1リットルあたり50ナノグラムですが、米子市水道局では今年度も14ナノグラム検出されるなど、5年連続検出されています。
このほか益田市でも検出されている一方、鳥取市や松江市では検出されていません。

米子市上下水道局 経営企画課 濱田倫之 担当課長補佐
「検出されている水源地につきましては通常、年1回の検査でありましたが年4回の検査をして監視の強化に努めています」

このPFASに大きな注目が集まったのは先週月曜。岡山県吉備中央町の浄水場で目標値の28倍ものPFASが検出されたため、全国で初めて公費による血液検査が行われました。

調査では、取水源近くの資材置き場に放置されていた「使用済み活性炭」が原因と結論付けられ、来年度ボーリング調査を行うことになりました。

今年度、国が全国の水道事業者などに対し、PFASの検出調査を行った結果、国の「暫定目標値」を超えたところはなかったものの、1745の水道事業のうち、2割ほどにあたる46都道府県の332の事業でPFASが検出されたことが分かっています。