ダムの下の通路は真夏でも気温15度、ここに目をつけて鳥取県鳥取市の殿ダムでワインを熟成する取り組みが、20日スタートしました。

12年前にできた殿ダムは岩が表面を覆う高さ75メートルのダム、国土交通省や鳥取市が地元に役立つ活用策を探る中で、ワインを貯蔵してみたいとアイデアが寄せられました。


ここでワインを貯蔵するのは地元鳥取市国府町の兎ッ兎ワイナリー、ダムの下から更に15メートル地下に入った点検用の通路に代表や深澤市長が静かにワインを横たえました。


ここは真夏でも気温15度、貯蔵に理想的な環境が冷蔵庫やエアコンを使わず一年中保たれます。

兎ッ兎ワイナリー 前岡美華子社長
「本当にとんとん拍子に話が進みまして非常にありがたく思っています。
ここにしかできない、国府町のおいしいワインができると確信しております。」

殿ダム熟成のワインは赤白合わせて6銘柄、早ければ来年の年末にも出荷されます。