日本海の冬の味覚「松葉がに」の漁が6日に解禁されるのを前に、5日、鳥取県の各港から漁船が出港しました。

安松裕一記者
「ここ鳥取は待望の松葉がにのシーズンを迎えます」

5日、鳥取港では、4隻の漁船が出港に向け準備を進めていました。

県内からはあわせて23隻が出漁し、今シーズンの鳥取県の割り当てはオスの松葉がに、脱皮間もない若松葉がに、メスの親がにあわせて1038トン。昨シーズンより49トン増えました。

第二永福丸 網師野和敬 船長
「地元の鳥取県でとれた僕たちがとってきた地元産のおいしい価値ある1枚を皆さんに食べてもらえるように、少しでもとれるようにと思っています」

出港を前に港では壮行式が開かれ、近くの賀露小学校の鼓笛隊がひと船ごとに漁の安全と豊漁を願い、元気一杯演奏しエールを送りました。

「おいしいカニとってきて」「いってらっしゃーい!」

そして、漁船は家族や関係者に見送られながら、漁場へ向け出港していきました。

船員の家族
「けがなく無事に帰ってきてほしいなと思います」
「じいじがんばれー。カニいっぱい欲しいです!」

松葉がにの漁期は来年3月20日まで。初競りは7日朝に行われる予定です。