値上げが家計を襲う中、連日、たくさんの客でにぎわうスーパーがあります。
鳥取県琴浦町にオープンした、その名も「コスとくマーケット」。
店内には「コストコ」を思わせる、ビッグサイズの商品が並んでいます。一体、どんな店なのでしょうか。

9月2日、鳥取県琴浦町にオープンしたのが「コスとくマーケット」です。


小崎純佳キャスター
「店内にはアメリカ国旗がたくさん飾られています。そして、陳列されている商品もアメリカンサイズです」

お客さんは
「やっぱ気分が上がりますね」
「楽しくて、ついついカゴの中に入れちゃいました」


客がワクワクして気が付いたらたくさん買ってしまう店。
例えば、「ディナーロールプレーン」は36個も入って、595円。
約1.5キロのティラミスは1923円で販売されています。


店名はコスとくマーケットとありますが、あの「コストコ」とは違うのでしょうか?

コスとくマーケットを運営する しず商店 清家貴司 社長
「コストをおさえて、お得に買い物というコンセプトで、コストコの商品を山陰の方に広く楽しんでいただきたいというコンセプトで店舗をやっています」

実は売られていたのは、すべて本物のコストコの商品です。

山陰では3店舗目で、鳥取県鳥取市の湖山店と、島根県出雲市の平田店が、すでにオープンしています。


コスとくマーケットを運営する しず商店 清家貴司 社長
「コストコに行きたくても行けないというお客様が大変多くいらっしゃって、そういった方が遠くに行かなくても買えるということで喜んでいただいています」

お客さんは
「前は尼崎まで行ってたんですけど、なかなか行くことが今できなくて、近くなっていいです」


鳥取市に本社を置く酒店が買い付けを行っていて、店内をよく見ると半分はアメリカンスタイル、もう半分には大量のお酒が並んでいる、ちょっと異色な空間です。

コスとくマーケットを運営する しず商店 清家貴司 社長
「週3回ほどコストコの現地に行って、バイヤーがしっかりと物を見て、その時その時の最新の物を仕入れるようにしています」

いつ行っても何度行っても楽しめるというコスとくマーケット。
値上げの波が家計を襲う中、消費者のハートをつかんでいます。