青い屋根瓦は青い紙を下地に使い、植え込みなども細かく再現しています。

原禎幸さん
「運転士として波根、久手はカンカン部隊のおばさん、おばあさん方がおられた特別なイメージがあったので、どうしても形として久手の皆さんにご覧頂けるようにと思って作りました。」

100年以上、町の中心であり続け、出征兵士や集団就職の学生らの姿を見届けて来た駅舎。
この駅という存在の記憶を形として留めてあげたいという思いから、7月終わりから制作に着手。1か月足らずで完成させたといいます。

原禎幸さん
「解体されてしまうと、2度と元に戻らない。耐震の工事をするのに、また何千万円という負担もある。古くなれば、どうしても維持の問題が出て来る。そうなるとなかなかね、実物を残せとは言えない。これから先、こんな駅あったの?という方も当然のことに出て来ると思うんで、末永く久手の駅、こうだったよというのが模型からお伝え出来れば良いなと思います。」