かつては全国各地にあった趣ある木造駅舎。
乗り換えの時などに歴史が刻まれた建物を見て回るのも旅の楽しみの1つでした。
しかし、無人駅化に加え建物の老朽化も進み、待合室だけの簡易なものに建て替えられる流れが進んでいます。
その木造駅舎を、形を変えて残そうと取り組む男性を取材しました。

入江直樹記者
「出雲市湖陵町のJR山陰線江南駅です。機能的ですが待合室だけの駅になっていて、時刻表もここには貼ってありません。」

かつては木造の駅舎があった江南駅。
2021年に解体され、現在はこじんまりとした駅舎に建て替えられています。

駅員がいない「無人駅」の増加、そして建物の老朽化などにより、今、姿を消しつつある木造駅舎。
ただ、山陰両県は全国的に見ても古い木造駅舎が多く残っている地域ではないかとみられています。