通常サバは、アニサキスなど寄生虫の心配があり生で食べることは避けるものですが、ここのサバは違います。

その秘密は養殖の方法。
海の中での養殖ではなく、水槽は網代港の陸上にあります。
水槽の水は地下からくみ上げた地下海水。
この水はきれいで、通常の海水と違い寄生虫などの心配がありません。
だから生で、刺身で食べられるのです。
この陸上養殖を手掛けているのがタシマボーリング。

タシマボーリング 田島大介社長
「真似できるものならしてみろ、それ位の強気で育てています。」

井戸を掘る卓越した技術があったタシマボーリングは、JR西日本が手掛けたサバの陸上養殖に当初から関わり、2021年には事業自体を引き継ぎました。
JR西日本のブランド「お嬢サバ」に加えて、独自のブランドとして開発したのが「さばみちゃん」です。

養殖のエサに町内で獲れたものを用いるなど工夫の末に生み出され、とうとう岩美町の特産品として大々的に販売されることになりました。
責任感も一層増します。