8日午後、島根県奥出雲町で、小学生の児童と教員合計15人がハチに刺され、1人がドクターヘリで病院に運ばれましたが、全員軽傷と見られるということです。
ハチに刺されたのは、出雲市の灘分小学校の5年生14人と教員1人です。
出雲市教育委員会によると、当時は校外学習のため、児童と教員合計34人で奥出雲町の鳥上滝付近を訪れていたということです。
そして、午後0時45分ごろ、児童1人がハチに刺されて町内の病院に搬送されました。さらに約1時間後、今度は滝を見学して戻って来た児童13人と教員1人が、ほぼ同じ場所でハチの集団に突然襲われたということです。
この時刺された児童のうち女子児童1人が歩けなくなり、ドクターヘリで出雲市にある病院に運ばれ治療を受けました。また、ほかの刺された児童と教員も町内の病院を受診しましたが、全員症状は落ち着いていて、すでに保護者に引き渡されたということです。
現場は木々の中のうっそうとした場所で、最初の被害の時は周囲にほかのハチが見当たらなかったため、引き返す判断はしませんでした。
刺したハチの種類は不明ですが、夏の終わりから秋にかけてはスズメバチの被害が多い時期とされています。