被害は数千匹規模ということです。
島根県の安来市から松江市にかけての中海で、7日、魚が大量死しているのが確認されました。
原因は台風11号とみられています。


記者 木谷茂樹
「こちらご覧ください。立派なタイが3匹死んだ状態で打ちあがっています。奥ご覧ください、小さなエノハという魚が大量に打ちあがっています」

8日、安来市内の中海に取材班が訪れると…、護岸に打ち上げられた無数の魚の死骸がありました。

これらは、6日に山陰地方に最接近した台風11号が過ぎ去った後、7日に確認されました。

記者 木谷茂樹
「回収が行われている場所から100メートル離れたこちらの地点でも、大量の魚が打ち上げられています。マスクをしていても鼻をつく悪臭が漂っています」
       
出雲河川事務所によりますと、死骸は安来市西荒島町周辺の中海、約2キロにわたって確認されていて、その数は数千匹規模とみられています。

回収業者
「ここはエノハの吹き上げが多かった。あちらにはタイやスズキもあります。(近所の人からは)この辺りに打ち上げられたのは何年ぶり、6、7年ぶりだと言っていた」

大量死の原因は、台風による強風の影響で海水の状態が変化し、魚が酸欠状態になったとみられています。

出雲河川事務所は、引き続き回収を続けるとしています。