値上げの波が家計に打撃を与える中、島根県松江市が、水道料金を2か月分減免する緊急対策を7日の市議会に提案しました。
家計にはうれしい支援ですが、なぜ、水道料金なのでしょうか。
松江市 上定昭仁 市長
「市民生活における負担を軽減するため水道料金の2か月分減免を予算計上させていただいております」
7日、開会した松江市議会9月定例会。
総額20億2779万円の一般会計補正予算案など36議案が提案されました。
ここに含まれていたのが2か月分の水道料金を減免する市民生活支援策。原油価格や物価高騰の緊急対策として打ち出された市長肝いりの政策です。
市民の反応は。
松江市民
「水道めちゃくちゃ使います。2か月減免は全然知らなかった。ありがたいです。家族は5人です」
「うちは2人だから、ふた月合わせて5000円くらいだけど、娘の家庭は子どもも多いので、洗濯を1日2~3回回さないといけないから、水道料金が高いといつも言っています。1つでも払うものが減ると楽になります」

市民も大喜びの水道料金減免。
全世帯およそ8万世帯が対象となりますが、なぜ水道料金なのでしょうか。
松江市 上定昭仁 市長
「水道の契約がある方は自動的に減免をさせていただくということで、申請や承認の負担を軽く済ますことができます。平均的な3人世帯で言えば、大体6000円程度減免措置をさせていただきます」

一世帯あたり6000円程度の減免が試算されるこの政策。
上定市長は、水道の契約世帯であれば自動的に減免できる点や、全世帯平等に支援を行える点から水道料金に着目したと説明しました。