台風11号による被害が、次第に明らかになってきました。

島根県安来市にある梨畑。
7日、あちらこちらに大切に育ててきた梨が無残に転がっていました。


まちがい梨ジャパン 板持浩二さん
「だいたい25~6本、木があるんですけど、だいたい落果の数は1000個くらい。私の記憶の中では一番たくさんの落果です」

小崎純佳キャスター
「大きな梨の木の下ですと、足の踏み場に困るくらい梨が落ちています」

この梨畑では、収穫最盛期を迎えている二十世紀梨と12月に収穫を迎えるあたご梨、1000個以上が落ちました。もう、商品としては出荷できません。

さらに…

まちがい梨ジャパン 板持浩二さん
「こちらは、毎年課外学習で地元の荒島小学校の3年生が体験学習に来てくれる、専用の梨の木になります」


地元の小学生が育ててきた梨の木も被害に。
子どもたちの収穫体験は来週に控えていました。

まちがい梨ジャパン 板持浩二さん
「3年生の梨は1割くらい落ちたんですけど、ある意味、台風災害で梨も落ちるんだということを体験してもらえればと思います」

この梨畑では、残った梨が強運の梨だと受け止め、「合格まちがい梨」として、今後売り出していきたいということです。