Q自宅にいた犬は?
―廊下にいて、犬は動くことができませんでした。
私が抱きかかえて逃げました。「ごめんね、ごめんね」と犬に声を掛けました。
Q外に出たあとは?
―自分の物はどうでもよかったです。
主人が独身時代から集めていた物や、頑張って働いて買ったもの、子どもたちの写真などがたくさんありました。それらを燃やしてしまったこと、家の中にあったひとつひとつの思い出を壊してしまったことを後悔しています。
Q放火を実行するまでの間悩んだりは?
―悩んでいません、ほとんどとっさに、衝動的にやりました。
Q自分が死んで家族を後悔させたいという気持ちは?
―そこまで考えていませんでした。
Q自分が死んで家族を後悔させたい、悲しませたいと事情聴取のときは言っていましたよね?
―覚えていません。