島根県は2日、現在行われている就業構造基本調査の事前調査で、出雲市の調査員が身分証を紛失したと発表。
調査をかたった詐欺被害などが心配されるとして注意を呼び掛けています。
紛失した身分証(統計調査員証)は、幅約10センチ、縦約7センチで、調査員の氏名や顔写真などが表示されています。
この調査は5年に1度、国民の就業状況を把握するため国が行うもので、8月下旬から10月中旬にかけて行われます。
島根県によりますと、この調査員は8月30日、身分証を首から下げる名札フォルダーごと調査用カバンにしまいましたが、翌朝、名札フォルダーがないことに気付きました。
その後、巡回した調査区などを探しましたが見つからず、9月1日、警察に紛失届を提出しましたが、現在のところ身分証は見つかっていないということです。
県は、身分証を悪用した「かたり調査」の発生が懸念されるため、県民に注意を呼び掛けています。