鳥取県米子市では来週月曜に2学期の始業式を控えています。これに市内の小児科は警戒感を募らせています。
おおの小児科内科医院 大野光洋 院長
「引き続き給食の時間とか、今でしたらプールの活動ですね。マスクを外してする活動っていうのが引き続きリスクがあると思う。」
そして24日、全数把握を見直し、医療機関の負担を減らす方針を示した鳥取県。
このクリニックでお盆明けのPCR検査陽性者は1日あたり20人から30人。
日中の隙間時間や診療終了後、発生届けの入力に1時間半ほどかかっていたと言います。
おおの小児科内科医院 大野光洋 院長
「発生届の提出が少なくなる分、一般の診療に集中できる」
一方で、発生届の対象を高齢者など重症化リスクの高い人に限定することについては、こんな懸念も…。
おおの小児科内科医院 大野光洋 院長
「重症リスクのある人中心にとなると、子どもの流行状況がちょっとわからなくなるかもしれません。」
医療機関の負担軽減と重症化リスクのフォローに濃淡をつけた「全数把握見直し」。全国的な学校再開を受け、新たな課題が浮上する可能性もはらんでいます。