10日、新規感染者が初めて1000人を超えた鳥取県は、「BA.5対策強化宣言」の発出について、国との協議に入りました。

鳥取県 平井伸治知事
「急拡大をここでストップさせたい、これ以上増えると本当に医療逼迫となる」

新規感染者数が初めて1000人を超え、過去最多となったことを受けて、鳥取県は10日対策本部を開き、県内全域に「感染急拡大厳重警戒情報」を出すとともに、「BA.5対策強化宣言」の発出に向け、政府・内閣府との協議に入りました。

お盆の期間中のマスク着用、密を避ける、換気などの対策を徹底するよう強く呼びかけ、県主催のイベント4件の中止を決めました。

特に県西部での急拡大が顕著で、病床使用率は西部が66%、県全体が44%となっています。

また平井知事は、職場での感染対策強化のため10日、県内4市の商工会議所に緊急の申し入れをしました。

職場でテレワークや分散交代勤務を導入して、出勤する人数を減らし密を避けることや、空気の流れを意識した十分な換気などを求めています。

鳥取県商工会議所連合会 児嶋祥悟会長
「各会議所に再度伝え徹底を図り、注意していきたい」