丹野智文さん
「私は、会社に行ってまず自分の席がどこだかわからなくなるときがあります。パソコンで入力するのも、やっぱり文字が書けないときがあって。パソコンで文字をおっきくして書く時もあったんだけど、もう合ってるかどうかわからないんです。
仕事ではお客さんを後輩に渡しなさいって言われて…
車の営業をしていたんですけど、お客さん渡すっていうことは『もう営業には戻れないんだな』と…もう人生終わったなと思いました。」

少しずつ支障が出る、日常生活。
その中で、家族や周囲からの過度な配慮や対応にもどかしさ、やるせなさも感じていました。