最近、メディアやSNSでよく目にする「セミリタイア」という言葉。
収入源を残しつつ、仕事を辞めて好きなことをして過ごすことを言います。
そんなセミリタイア生活を、島根県安来市の山奥で送っている27歳の男性に密着しました。


滝に打たれる男性。
スマートフォンで自分を撮影しています。

記者
「今、何を考えているんですか?」
男性
「無ですね。何も考えていないです。」

彼の名は、パクチー大原(27)。
登録者数9万人を超える人気上昇中のユーチューバーです。

パクチー大原さん


パクチ―大原さん
「じゃあ、きょうもまたパクチーの収穫をします。」   

動画のタイトルには…「27歳 金なし セミリタイア」。

「セミリタイア」とは、早期退職の一種で、一定の収入源を残しつつ、自分の自由な時間を増やすことを言い、近年注目されています。

大原さんは、そんな「セミリタイア」生活を動画で発信しています。

その活動の拠点が、島根県安来市伯太町の山の中にある築200年を超えるという古民家。

大原さんは去年4月、地元・福岡県からここに移住し、村をつくりました。

パクチ―大原さん
「(名簿をめくりながら)こんな感じで来村者名簿を作って」

来村者名簿


村では現在、1人の長期滞在者と暮らしながら、短期の滞在者を募っています。

長期滞在者
「もともと視聴者で面白い生活をされているなっていうのがあり、20代最後の年にチャレンジというか、そんな感じできました。」

この2か月で20人ほどが訪れたそうです。