新潟県内の教職員による児童、生徒に対するわいせつ行為などが相次いでいることから県立高校の校長らを対象にした臨時研修会が開かれました。「性暴力の根絶」などを徹底するよう呼びかけられました。

県庁で行われた臨時校長研修会。教職員としての服務規程の違反やわいせつ行為などの法律違反が相次いでいることを受けて県高等学校教育課が開きました。

対象となったのは86の県立高校と県立中等教育学校の校長です。県教育委員会によりますと今年度、教職員によるわいせつ行為で4件、飲酒運転で4件の懲戒処分が出されています。

研修会では「わいせつ行為などの性暴力の根絶」、「飲酒運転の根絶」、「個人情報の管理徹底」の3点をあげ校長から各学校の教職員への指導や具体的な対策を講じるよう求めました。

【県教育庁 長谷川雅一 教育次長】「教員を信頼している生徒の思いを裏切る行為であることの認識を校長自らの言葉で公務員としての自覚を促す強い指導をお願いします」

また、県は学校が把握していない連絡方法で、教職員が生徒や児童と個別に連絡をとりあわないように指導していました。