新潟県上越市にある陸上自衛隊・高田駐屯地は、2022年12月に上越市内の駐輪場から所在者不明の自転車3台を横領したとして、20代の隊員3人を停職3日の懲戒処分にしたと22日に発表しました。

6月22日付で停職3日の懲戒処分となったのは、第2普通科連隊の陸士長(20)と1等陸士(20)、陸士長(24)の3人です。

高田駐屯地によりますと3人は、2022年12月21日の午後5時以降に新潟県上越市内へ共に外出。市内施設の駐輪場にあったカギのかかっていない自転車3台を見つけ、それぞれ勝手に乗って行ったということです。その後、20歳の陸士長と1等陸士は警察の職務質問を受け「この自転車は自分のものではない」と話したことから、警察が捜査を進めていました。3人は22日までに占有離脱物横領の疑いで書類送検されたということです。

高田駐屯地によりますと、3人はそれぞれ「上越市内を歩いて移動するのが面倒だった」と話しているということで、所属する第2普通科連隊の連隊長は「このような事案が起きて、誠に遺憾です。今後、隊員に対する服務指導・教育を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。