ウクライナから1人の男性が新潟県燕市に避難してきました。
6月2日から燕市で生活を始めたばかりのヴァディム・マロヴィクさん(48歳)です。
そして、マロヴィクさんの身元引受人となったのはロシア出身の女性でした。

マロヴィクさんは8日に燕市の鈴木力市長と面会し、燕市からの生活支援一時金10万円を受取りました。

【ヴァディム・マロヴィクさん】
「ウクライナは戦争で国民もイライラしています。日本に来て感じたことは、平和で落ち着いている」

そして、マロヴィクさんの身元引受人となったのは、燕市で金属加工会社を経営しているロシア人の柄沢マリアさんでした。
オンラインでマロヴィクさんと知り合い、「平和」について一緒に取り組んでいきたいと身元引受人となったのです。

【柄沢マリアさん】
「暴力とか力を使って何かをするのではなく、一般の人と力を合わせてコミュニケーションとって平和をつくるべき」

マロヴィクさんはウクライナの東部で建築関係の仕事をしていたという事で、燕市で日本語を学びながら仕事を探すとともに、ウクライナの平和のために活動していきたいとしています。
