新潟県長岡市の新年度予算案が発表されました。
一般会計はおよそ1300億円で、日本初の『イノベーション地区』の創設を目指し、人材育成に力を入れるとしています。

13日に発表された長岡市の新年度当初予算案は、一般会計の総額が1299億8700万円で、前の年度よりもおよそ20億円減りました。
ただ、新型ウイルス対策の関連費用などを除いた“実質予算”は1224億円ほどで、前の年度より45億円増えたということです。

新年度の重点施策の1つが、地域の賑わいづくりの拠点として7月にオープンする『米百俵プレイス ミライエ長岡』を活用した人材育成です。
未来をつくる人材を育て、活躍できる環境を整備することで、日本初の『イノベーション地区』の創設を目指すということです。

【長岡市 磯田達伸市長】「いろいろなイノベーションが起きる。新しい産業が起きる。あるいは若者が起業創業する。そういう機能や役割を、中心市街地が担っていく」
また『DX=デジタルトランスフォーメーション』を推進し、子育て支援や、医療や福祉の充実に力を入れるとしています。

歳入のうち、市税の収入は前の年度よりも13億円多い378億円を見込んでいます。
また、光熱費の高騰などを理由に、市の貯金にあたる財政調整基金を32億円取り崩して編成したということです。
