新潟県長岡市の磯田達伸市長が9日に北陸地方整備局を訪れ、「大雪時の道路交通確保」に関する緊急要望書を内藤正彦局長に手渡しました。
国道8号と17号に大型車両の退避スペースや消融雪設備を整備すること、などを求める内容です。
2022年12月の大雪の際には、長岡市を走る国道8号と17号でおよそ33kmの区間で1000台ほどの車が立ち往生。
また2023年1月には、集中除雪のために通行止めが相次ぎました。
【長岡市 磯田達伸市長】「長期的に考えると、大雪のたびにいつもみんなが大騒ぎして対応するのは非常に不安。もっと根本的な対策はないのかと、まとめて申上げました」
長岡市は、立ち往生の要因や通行止め実施過程の検証などを求めた上で、国道8号と17号に、除雪時に大型車両を退避させるスペースを確保することや、消雪・融雪の設備を整備することなどを求めました。

【長岡市 磯田達伸市長】「10年先という話では意味がない。計画をここ1~2年で着手して3~4年で完成とか、できだけ早い形でしてもらえるとありがたい」

また、磯田市長は大雪の際に原発事故が起きた際の避難についても触れ、「幹線道路の確保なしに避難計画の実効性は考えられない」とも述べています。
