初めての“スランプ”
姉の背中を追い、記録を伸ばしてきた阿部陽生さんでしたが、2026年の夏、初めて大きな壁にぶつかりました。
その時の様子を、母の香さんはこう振り返ります。
「いばん上になれば、下から来ますよね。それがプレッシャーに感じる年ごろになってきて…、一時『辞めたい』っていうときもあった」
手首のけがやフォームの乱れ、追われる立場というプレッシャーが重なり、タイムが思うように伸びなかったのです。

「自分がベストを出せなかったとしても、自分が満足いく泳ぎができるように考えて泳げばいいんじゃない?って話を、コーチと私とで励まして…」
「水泳を嫌いになってほしくない」
家族とコーチの言葉を受けて阿部陽生さんはもう一度、自分の泳ぎと向き合いました。チューブを使ってフォームを修正。さらには、大好きなおやつも控えるとともに、食事への意識も変えました。
【阿部陽生さん】
「おやつをやめないと、タイムが伸びないから」













