新潟市 西区で厄介者を活用した、栄養豊富な堆肥が完成しました。使われているのは、湖でハスを食いつくす外来種のあの生き物です。
新潟市 西区の作業場でつくっているのは、栄養がたっぷりだという堆肥です。

【拓志 野口雄一 代表】「発酵という過程の中でさまざまなものが生まれます。もれなくアミノ酸は20種類がすべて出てきます。こういうものを入れ続けることによって土壌にいい微生物がどんどん増えていく」

中に入っているのは、実は“カメ”なのです。

水鳥の生息地として国際的に重要な湿地を守るラムサール条約に登録されている佐潟では、

外来種のミシシッピ アカミミガメ=通称「ミドリガメ」が大量に繁殖。

柔らかいハスの葉などの水草を食いつくし、悩みの種になっていました。

そこで関係者はカメの駆除を始め、新潟市によりますと去年は1361匹、今年はこれまでに890匹が捕獲されました。

「このカメの命を無駄にしないために」と考えたのが堆肥です。甲羅ごとのカメと米ぬか、微生物を混ぜて作る堆肥は、アミノ酸が多く含まれ、作物の成長を助ける効果が期待されるということです。

【拓志 野口雄一 代表】「タンパクの塊ですよ。佐潟にしてみればゴミですけど、うちらにしてみればこれは宝物。これを利用しない手はない」

関係者は今後、この堆肥を野菜やコメづくりに生かし、「カメに悩むほかの地域のモデルケースになれたら」としています。











