若者が林業の現場を学ぶ 森の仕事体験「WOOD JOB!」

子どもたちが森の生き物に触れる一方で、2024年8月上旬には、高校生や学生に向けた林業の仕事体験イベントも開かれました。村上市森林組合の協力で行われた森の仕事体験ツアー「WOOD JOB!(ウッジョブ)」です。

参加した高校生や専門学校生たちは、実際の伐採現場に入り、木の仕事について学びました。

「WOOD JOB!(ウッジョブ)」には高校生や専門学校生が参加し林業を間近で見学

間近で見る大木の伐採。
重機が丸太をつかみ、次々と積み上げていく様子。

普段の生活では見ることの少ない林業の現場に、学生たちは真剣な表情で見入っていました。

村上市森林組合の吉光信幸さんは、林業がいま大切な時期を迎えていると話します。
「これからの林業は、ただ切るだけでなく、切ってまた新しく植えるという重要な時期に入っています。しかし、その作業に携わる人材が不足しているのが現状です。だからこそ、このウッジョブをきっかけに、若い世代が林業に興味を持って、この世界に飛び込んできてくれることを願っています」

参加した学生に森の仕事を伝える村上市森林組合の吉光信幸さん

参加した学生たちは、重機のコックピットに座り、レバーを握って操作も体験しました。現場に身を置いたことで、林業の仕事をより身近に感じたようです。

ある学生は、森と暮らしの関係についてこう話しました。
「日本の国土の約7割は森林です。もし森がなくなってしまったら、昔から続く日本の文化も全部なくなってしまうんじゃないか。だから、ただ木を切るだけでなく、現場で働く人たちをしっかりと支えられる存在になりたいと強く思いました」

また別の学生は、地元の自然を知ることの大切さを実感したといいます。

「地元のすぐ近くにある自然なのに、実際にはどんな木がどうやって植えられているのか、名前すらよく知らなかったことに気づかされました。専門家の方のお話はすごく勉強になりましたし、最新の機械に触れて、効率化や利益にどうつながっているのかを体感できて、本当に参加してよかったです」

参加した学生は森林組合職員の手ほどきのもと重機の操作も体験

木を切るだけではない、いまの林業の姿。
森を守りながら、仕事として続けていくための工夫。

学生たちは、木に触れ、現場の空気を感じながら、自分たちの未来と林業の未来を重ねていました。