政治は何のために?

私はそういう意味でね、加茂というところはいちばん産業が豊かなところである。意思統一のできる素晴らしい町である。ところが坂内君が選挙に敗れてから、(社会党候補に)もう4回敗れてるわけですな。今度は5回目であります。今度こそ、こう思っとったら相手が辞められた。あの人は社会党の代表的な人材です。いい人です、確かに。

政治とは自分の生活であります。
一部の人たちがね、「我々は経済人であって政治とは別だ」とばかなこと言う。経済は政治の一分野でしかない。政治を考えないでどうして経済ができるんですか。
「我々は文化人だから、政治家なんていうものは別だよ」冗談言うなと。文化は政治のごく一分野でしかない。そんなことは分かりきったことじゃないですか。
そうでしょ。

政治ということはまず、「家族のために家を作る」というのが政治の基本です。
家を作ってやるということがいかに難しいことか。家を作るということがいかに大変なことかは分かる。

家を作ればその中にね、ござを敷こうが畳を敷こうが、そればかりではなくて絵をかけようが、花を生けようが、それは経済であり文化でありいろんな問題が中にあるんでね。
まず家を作る。家も作らねえんでね、家持ってねえものがいいものばっかり買ってたって何になりますか。そうでしょ。そうじゃないですか。家も作らんで歌ばかり詠んでいる。田中は歌を詠む文才がないって冗談でしょ。私は歌うたいになろうと思ったことがあるんです。途中で曲がって政治家になっただけでしかない。そうでしょ。15、16から。

そういう意味でね、政治というものは自分の生活そのものであります。特に今度はよく分かると思うんです。私はその話をこれから幾ばくか時間をいただいて…。